
BL10 天柱(てんちゅう)
- 主治:脳疾患の特効穴(頭重、頭痛、高血圧、脳溢血、半身不随、神経衰弱、ヒステリーなど)、眼科疾患(弱視、視神経萎縮、斜視、眼底出血、網膜炎など)、鼻疾患(蓄膿症、肥厚性鼻炎、鼻カタルなど)、心臓疾患(心悸亢進症、狭心症など)、頚部損傷
- 取穴:?門(督脈)の外方で、頭半棘筋膨隆部の外縁に取る
(注)WHO/WPROによると、天柱は「僧帽筋外縁の陥凹部」となっているが、後頭骨から起始する僧帽筋の筋束は薄く触知困難であり、実際に触知しているのはその下にある頭半棘筋の膨隆部である
そこで、教科書の取り方では「僧帽筋外縁」とはせず、「頭半棘筋膨隆部の外縁」としている
それに伴い、玉枕の取り方についても、同様の表記となっている - 部位:後頸部、第2頸椎棘突起上縁と同じ高さ、僧帽筋外縁の陥凹部
- 筋・靭帯:僧帽筋、頭板状筋・頭半棘筋
- 神経支配:筋枝:副神経・頸神経叢の枝、脊髄神経後枝
- 神経支配:皮枝:大後頭神経
- 血管支配:後頭動脈
- 備考:-