遠くのものと近くのものを交互に見る
私が通っていた小学校はちょっと風変わりで、低学年は乾布摩擦、高学年は走りこみを毎日やらされた。乾布摩擦が終わると上下左右の目の運動を、走り込みが終わると遠近の目の運動を行う。
遠くの風呂屋の煙突と、自分の親指を、曲に合わせて交互に見る。
そう、まさしくこの図の言わんとすることである。

千葉大の裏にあって、東大宿舎のそばにあって、国家公務員の官舎があって、機動隊があって、放医研もあって・・・という、かなり特殊な環境にあった小学校のせいか、健康に関する意識は高かった。卒業生には「チームバチスタの栄光」の作者、海堂尊氏がいる。
それはさておき。
遠くのもの、というときの遠くは、眼筋が動くのがわかるくらい遠いほうが、効果があるように思う。「凄く遠く」と、「ごく近く」。
窓から見える景色が隣の窓、というような環境だと、なかなか難しい。
本来は「すんごい、遠く」と「ごく近く」を、行ったり来たり、が良い。
スカイツリーとか、東京タワーとか。
煙突とか、通天閣とか。
現実には難しいので、絵にあるくらいの、家の中で出来る範囲で。
一日一回やっておけば、目の疲れの溜まり方が、だいぶ違うと思う。
簡単な運動だけどを継続することが大切なのね、やはり。
おっしゃるとおり。